武豊が騎乗した名ダート馬ヴァーミリアン
<スポンサードリンク>
華やかさは芝で走る馬に譲るやろけど
日本でいうダート馬のイメージって、芝で走らなかった馬とかスピードよりもパワー型って感じやろか。
確かに夏の新馬でデビューっていってもほとんどが芝のレースってのもあるし、まずは芝での可能性を試してみよって感じで、デビュー戦を迎えてる馬も結構多いんちゃうかな。
ほんで結果はやっぱりって感じでダートの番組を待つのも多いんやけど、中には芝でも走るのもおって、なんやったら重賞さえ勝ってしまうケースもあるったりするし。
重賞の数や番組数見ても、日本では芝>ダートっていう構図は変わらんかもしれんけど、武豊も存在からしてダートより芝って感じやけど(笑)あえて武豊騎乗のこれまでのダート馬をちょっと見てみよと思う。
ヴァーミリアンという砂のディープインパクト
まさに砂の帝王ですわ
この2頭で同世代なんよな。それぞれ武豊というイメージも強いけど、ヴァーミリアンかて当時はクラシック候補と言われてたんやで。
裏を返すとディープインパクトのライバルになりえる存在が皆無であったともいえるんよな。周りが弱いという見方もあったしな。
しかしそんな雑音もディープインパクトが強烈なパフォーマンスを発揮し続けて黙らせてもうたけどな。。。
芝の新馬戦を上がり33秒台で圧勝!
うん、そんな勝ち方したら誰かてクラシックを意識してしまうわな。しかも1800mのレースだけになおさら。。。
それから、OPレースを連続で2着のあと2000mのG3まで勝ってしまうというクラシック路線まっしぐらの成績なんよな。
まぁここらへんの好走が、砂のディープインパクトの出現を遅らせたんかもしれんけどな。
予定通りのクラシック路線と思ってたんと違った結果
生まれた時期を恨むほかなし!の存在
春は皐月賞トライアルのスプリングステークスから復帰したんやけど、これが見せ場もなく惨敗。
「久々だからしゃあないな。」
「一回たたいて良くなるはず。」
そら一回負けたくらいでの評価の急落は、当たり前やけどまだ緩やかやわな。
皐月賞では7番人気になるんやけど、ディープインパクトという別格をのぞけば、2~7番人気はほぼ横一線みたいなもんやから、まだまだ見限られてなかったゆうこっちゃな。
結果は・・・12着
このあたりから、これくらいの実力かとか早熟傾向にあったんかと揶揄はされ始めとったな。
そんで、ダービー前の京都新聞杯をまたしても惨敗。そのあと休養に入り復帰戦となる神戸新聞杯でも惨敗。この神戸新聞杯がヴァーミリアンが芝を走る最後のレースになったんやな。
ダートへ転じて福となす
最終的にはダートが合ってたってことやけど、仕方ないけど回り道はしたよな。神戸新聞杯のあとダートのオープンレースを着差はわずかながらも勝つと、その後4歳になって上位人気でしかも好走する存在として、もはや芝でのヴァーミリアンのイメージは払しょくされてた感じやな。
ただ、それでも本格派はまだ先の話。4歳になって重賞は勝つもののG1では苦杯舐めさせられとったからな。
目立っての変化は5歳の初戦から
4歳時のヴァーミリアンはどちらかというとまだ力強さはなかったな。勝ったり負けたりで。
ただ4歳最後の重賞を勝ち年明けて5歳のレースからはほぼ無双状態。砂のディープインパクトの快進撃の始まりやな。
結局4歳時のジャパンカップダートの4着後、6歳のジャパンカップまでの間はドバイワールドカップ以外ではまったく負けていないという素晴らしい成績。
結局ダートのG1を9勝!もしてしまうという、圧巻の成績で現役を終えたな。欲を言えばドバイワールドカップでもう少し頑張ってほしかったんやけどな。
でも、ホンマよう頑張ったよな。ダート戦績28戦13勝で勝率5割近いとか異次元すぎるやろ(笑)
サンデーサイレンス系(砂の)後継種牡馬として
サンデーサイレンスの系の後継種牡馬で芝の馬なんて、うなるほどおるし、ここは砂の方の後継種牡馬として頑張ってもらいましょ。
産駒はすで2015年からデビューしとるけど、ノットフォーマルが芝の2歳重賞を勝ったくらいで、まだこれといった産駒は生まれてきてないな。
まぁ芝向きの産駒じゃなかったら、アメリカの3冠レースに出走できるくらいの大物を送り出してくれたらうれしいな。
とにかく種付け頭数が減らんよう、そこそこは走るっていう産駒も必要不可欠やろからそんな産駒の出現も待たれるわな。
種牡馬ヴァーミリアンとしてもディープインパクトに挑んでもらおう!産駒の活躍も期待してるで!